作品概要・評価

タイトル
湯気のゆらぎ
作家
楝蛙
発売
ページ数
26p
88 /100点
ストーリー 25
ヒロイン 18
エロス 23
ボリューム 22
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ストーリー (23/25点)

展開が自然で心理描写も丁寧、読後感のある仕上がり。

ヒロイン (18/25点)

作画が安定しており、キャラクターの魅力を的確に引き出す仕上がり。

エロス (25/25点)

描写が濃厚ながら過剰にならず、官能性とバランスを両立した仕上がり。

ボリューム (22/25点)

構成はコンパクトながら密度が高く、読み応えのある仕上がり。

ヒロインの魅力 『豊満×直情』

ヒロインの【月乃】

月乃は黒髪ショートボブに豊満な体型が映えるゲストハウスのスタッフ。普段はパーカーとジーンズというカジュアルな格好で控えめに敬語を使いこなしますが、感情が溢れると一切取り繕わなくなる直情的な性格の持ち主です。

「初恋ひきずりダサ男め」という罵倒と「旭さん…好き…」の一言が同じ口から出てくる落差、汗だくのまま「まだ…できますよね…?」と見上げるラストカットに、嫉妬深さと一途さが同居した彼女の本質が凝縮されています。

購入前のチェックポイント(見どころ・プレイ内訳)

湯気のゆらぎの見どころ・おすすめポイント!

  • 夜の浴場、湯気のなかでのエマとの「仲直りのキス」という息を呑む静けさ
  • 泣きながら告白してそのまま押し倒す、月乃の感情爆発→即エッチへの変換
  • パーカーをたくし上げた着衣状態のまま始まる、脱がせない生々しさ
  • 「今日だけで2回する!」宣言—嫉妬と独占欲が剥き出しになる2ラウンド目の引き

相性チェック(好みが分かれる点)

  • ストーリー比重が高い前編構成のため、エッチの密度・ページ数を重視する読者は続編を待ちながら楽しむ作品。
  • エマとの関係はキスどまり、月乃とのエッチが1シーンに集中しているため、ヒロイン二人のエロ描写を両方期待すると続編持ち越しになる作風

プレイ内訳(内容の濃さチェック)

開始ページ 10ページ前後から本格的に展開
主導 進行はヒロイン主導が中心
主要要素 口内描写/密着・対面多め
読後感 切なめで、余韻が残るタイプ

【前作】楝蛙先生「湯気のゆくえ」— エマと旭の「最初で最後」の夜
二人の関係がどこから始まったのか。ボイラー室での別れの夜を描いた第1話は、こちらから読めます。

楝蛙先生の「湯気のゆらぎ」のあらすじ&レビュー♥

実家の銭湯「快楽の湯」を兼ねたゲストハウスを営む旭のもとに、幼い頃から知る金髪の帰国子女・エマが突然宿泊客として現れます。日本の外資系企業への就職を決め、内緒で戻ってきたと言う彼女。

その夜、営業終了後の湯気漂う浴場で二人きりになったとき、エマは静かに「仲直りのキスしよっか」と身を傾けます。その瞬間を目撃したスタッフの月乃は翌日、旭をLINEで客室へ呼び出し—「このゲストハウスも、旭さんのことも、大好きなのに」と涙をこぼします。

エロ漫画作品『湯気のゆらぎ』作者:楝蛙
エロ漫画作品『湯気のゆらぎ』作者:楝蛙

エッチパート|感情の爆発がそのまま行為へ流れ込む、この接続の速さ

月乃が涙をこぼしながら「好き」と告げた直後、旭が「エマとは一回だけ」と明かした瞬間——表情が一変し、「じゃあ私 今日だけで2回する!」と宣言してパーカーをたくし上げます。

楝蛙先生の画力が冴えるのは、この「怒り→欲情→幸福」という月乃の表情の変遷を1コマずつ丁寧に追いかける繊細さで、嫉妬が動力源になったエロスの生々しさが終始画面に宿っています。

ページ数は多くないぶん、月乃の感情密度が凝縮されており、騎乗位でペースを握りながら「あんなハイスペ美人、こんなことしてくれないよ?」と言い放つシーンに彼女の切実さが滲みます。女性主導の核である「ヒロインの意思で快楽が与えられる」という構造が、感情劇と寸分ずれずに噛み合っている一場面です。

エロ漫画作品『湯気のゆらぎ』作者:楝蛙
エロ漫画作品『湯気のゆらぎ』作者:楝蛙

まとめ

ストーリー比重が高い前編のため、エッチより「三角関係の緊張感と感情のドラマ」を楽しみたい読者にこそ刺さります。エマへの未練を引きずったまま月乃と関係を持つという構造は純愛とも割り切れず、最終ページの予告「熱風にゆらいだ 浮気のゆくえは—!?」という一行がそのまま本作のテーマを言い当てています。

「湯気のゆらぎ」というタイトルが示すのは、湯気と同じく掴もうとすると消えてしまう旭の感情—エマとの再会でゆらぎ、月乃に押し倒されてもまだゆらいでいる。その答えは…。